浪江町 ― 2011年10月10日
10月2日、福島を旅行した。
汚染が特に激しい浪江町に入る。ここは、原発事故数日後には町民全員が退避した。
浪江町津島の診療所。傘立てには、5月にたずねたときと同じ傘があった。張り紙も変わっていない。
津島小学校の校庭には、雑草が生い茂り、コスモスが咲いていた。学校には誰もいないようだったが、町には人がいた。犬の散歩の人もいた。
猫がバッタを狙っていた。猫は自分でバッタを採って食べられるけれど、犬は気の毒だ。途中、犬にもあったが、人を見かけると喜んでよって来た。気の毒なので、ソーセージをやったあと、車を飛ばして、追いすがる犬を振り切った。しかし、特に痩せこけてはいなかったので、飼い主が、時折、えさやりに訪れるのだろうか。
主要道には検問の警察官がいるけれど、地方道は通行止めの看板と車止めだけ。
特に汚染が激しい、浪江町赤宇木で拾った栗。食べてはいけない。