SPEEDI-予測結果の公表は必要なかった2012年06月12日

報道によると、SPEEDIの使用について、事実は以下のようだ。

「文部科学省は、2011年3月15日夕方のSPEEDIの予測を基に選んだ測定地点に、職員を派遣し、午後9時前に最大で1時間当たり330マイクロシーベルトの高い放射線量を測定した。測定結果は官邸に報告するとともに報道機関に資料を配付し、インターネットで公開した。」
http://radioactivity.mext.go.jp/old/ja/monitoring_around_FukushimaNPP_monitoring_out_of_20km/2011/03/1303726_1501_3.pdf

 SPEEDIは予測システムなので、実測データが得られた後は、予測値には意味がない。不確かな予測データが得られたのが夕方で、それを確かにするために、夜9時まで時間がかかったということだ。実測データが得られたので、確かな実測値を報告・公表した。この時に、不確かな予測データを公表しないのは、当たり前のことで、SPEEDIの結果を公表しなかったことに、何の問題もない。
 報道機関向けに資料を配布したにもかかわらず、その資料を報道機関が国民に報道しなかったとしたならば、報道機関の責任は重大だ。

 私は、3月17日に文部科学省のホームページに、実測値が掲載されているのを知り、翌朝、このブログで関連記事を書いた。
http://cccpcamera.asablo.jp/blog/2011/03/18/5748247
 この時見たのは、以下のpdfデータです。
http://radioactivity.mext.go.jp/old/ja/monitoring_around_FukushimaNPP_monitoring_out_of_20km/2011/03/1303727_1719.pdf
 18日の午後、枝野長官が「直ちに人体に影響を与える数値ではない」との談話を発表したので、とんでもない人道無視と感じ、このブログで、以下の記事を書いた。
http://cccpcamera.asablo.jp/blog/2011/03/18/5748478
 このとき、報道機関はどのように報道したのか。

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