まずいぞ、メッコール2012年09月01日


霊感商法の犯罪行為で、有名になった、統一教会系の企業「一和」が製造販売するメッコールが近所のショップにありました。
麦茶にコーラを入れたような味。まずい。

9月2日は日本の降伏記念日2012年09月02日

  
写真は、アメリカ占領下のマニラで、日本が降伏した1945年9月2日に使用された葉書。日本降伏の記念消印が押されています。(写真をクリックすると拡大します。)

日本の無条件降伏 1945年9月2日

左下の金魚鉢のようなマークは、米軍検閲済みを示すスタンプです。
日本では、終戦の日を8月15日としているけれど、国際的には9月2日が日本が降伏して戦争が終わった日です。

本の紹介-戦後史の正体2012年09月05日


戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)  孫崎享 (著)


このジャンルの本にしては、恐ろしいほど売れていて、14万部を突破したとか。すでに多くの人は読んでいるだろうから、いまさら、私が感想を書いても仕方ないですよね。
もし、まだ読んでいない人がいたら、一読の価値はあります。

薄々、そうだと思っていたことが、詳しく実証されていると思う人もいれば、目からウロコと思う人もいるでしょう。アメリカは戦勝国であることと、アメリカ大統領は常に親米で有ると言う当たり前のことを考えれば、戦後アメリカの対日政策がアメリカの利益を図ってきたことは、自明でしょう。そうした中で、日本の総理大臣や政治家には、アメリカに擦り寄って日本の利益を図ろうとする人と、日本の自主路線をなるべく打ち出すようにする人がいた。この本には、そういうことが詳しく書かれています。

30年代に原発ゼロを目指す2012年09月07日

妥当な判断

 民主党は「30年代に原発ゼロを目指す」との提言をまとめた。「運転開始から40年経過した原発は廃炉」「原発の新増設は行わない」との内容だ。普通に考えたら、運転開始から40年も経った原発なんて危なくて仕方ない。電気、機械製品を40年以上使い続ける方がどうかしている。それに「原発を新増設する」と言ったところで、反対が強くて、現実には無理だろう。
 現状では、今すぐ原発を廃止するか、30年後に自然になくなるか、選択肢は、元々、2つしかない。今すぐ原発を廃止すると、電力会社は原発を資産計上できなくなるので、会計上、債務超過に陥る恐れがある。だから、現状では、今すぐ廃止は難しい。
 と、言うことで、民主党の案は、現実的だけれど、つまらない。

本の紹介-原発危機 官邸からの証言2012年09月08日


『原発危機 官邸からの証言』 福山哲郎/著(ちくま新書) 読みました。(文字をクリックするとアマゾンに飛びます。)
原発事故に対して、官邸側がどのように見て、どのように対応したのか、そういうことが書かれています。原発事故対応の一部ではあるけれど、福山メモを使って、時系列的に詳述されており、分かりやすい。原発事故対応に関心のある人には、必読の一冊です。

本の紹介―領土問題に関する、特にお薦めしない本2冊2012年09月10日

お薦め本ではないけれど、読んだので、忘れないように書きとめておきます。

①『日本人が知らない領土の真実 竹島はすでに韓国に実効支配されていた! 』
浮島さとし、望月昭明/著 (2012.7)宝島社

日本の領土紛争になっている、北方領土・竹島・尖閣や、それ以外の国境に関連するいろいろな島々を紹介している。国境地域にはどういう島があるのかその概略を知るうえでは参考になる本ではあるが、個々の島についての記述は少ない。


②『国境の島を発見した日本人の物語 教科書が教えない領土問題』
藤岡信勝、自由主義史観研究会/編著 (2012.8)祥伝社

日本の領土問題では、歴史の中で、日本に都合の良いところだけが、都合よく解釈されて、それだけが史実の全体であるかのように教えられることが多い。この本は、さらに進んで、日本人の偉人伝・武勇伝によって、これらの人から見た歴史の一断面を歴史のすべてであるかのような錯覚を与えて、日本の一部勢力に都合の良い、領土認識を推し進める内容になっている。(千島の章は、全千島が日本領であると教育するための指針であり、人物史観ではない。)
著者の見解に共鳴を覚えて、憂さ晴らしをしたい人が読むのには良い本かもしれない。

尖閣問題2012年09月13日

朝日新聞の社説には、尖閣問題について、次のように書かれている。

 もう一つ気がかりなことがある。日本は1895年、尖閣諸島がどの国にも属していないことを確認し、領土に編入した。これについて、中国外務省が声明で、日清戦争の混乱の中で「不法に盗み取った」などと、日本の中国侵略の歴史と結びつけて説明していることだ。
 
 朝日新聞は、『日本は尖閣諸島がどの国にも属していないことを確認』としているが、具体的にどのようにして確認したのだろう。尖閣に、日本が国境標柱を立てたのには、次のような経緯があった。

 日本は、尖閣を領土にしたとき、山県有朋が国境標柱を立てることを主張した。しかし、井上馨の意見は、尖閣は台湾に近く清国が独自の名前も付けているので、今、国境標柱を立てたならば、清国の疑惑を招くので、国境標柱を立てたり開発に着手するのは、後日にすべしとのことだった。山県も井上の意見を取り入れ、国境標柱設置は見送られた。
 日清戦争に勝利すると、台湾が日本領になったので、尖閣に国境標柱を立てる必要もなくなり、そのまま放置された。カイロ宣言では、日本は台湾を中国から盗取したとされている。
 戦後、沖縄が米軍に占領され、台湾が独立しても、従来通り、台湾漁民が尖閣に出漁し、時々島に上陸していた。この時期は、日本政府も、琉球政府も、台湾に抗議するようなことはなかった。ところが、尖閣周辺に石油埋蔵があると報じられ、暫くすると(相変わらず遅い)、日本でも尖閣が話題になる。そして、1969年5月に、石垣市が国境標柱を立てた。

アンティークグラス2012年09月15日

ウランガラスのコップを買いました。
普通には、ちょっと黄緑色の安っぽいコップ(左)。ブラックライトで、緑色に怪しく発色します(右)。



コップがないと、0.06μSv/hだったのに、コップがあると0.24μSv/h。



この程度ならば、おそらく健康に問題ないけれど、今は製造中止になっています。

本の紹介-日本の国境問題2012年09月19日

最近、尖閣が騒がしい。日本の領土問題、特に、尖閣問題を理解する上で、最適な本なので、まだ、お読みでなければ、一度読むことをお薦めします。

日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 (ちくま新書 905) 孫崎享 (著)

以下、2011/7/5記事の再掲です。

久しぶりに出版された、日本の領土問題を扱ったまともな本。

日本の領土問題を扱った本の多くは、日本政府の主張を焼き直して、自分勝手な意見を主張するものですが、この本はそうではなくて、まじめな歴史知識により、現実的な領土問題の解決を目指すものです。

領土問題では、日本に都合のよい歴史的事実だけを羅列して、都合の悪いことはひたすら無視するか、事実を捏造することが、日本では行われています。しかし、こんなことが、領土問題の解決につながらないことは明らかでしょう。

本書の著者は、長年、外交官として、外交問題にあたってきました。本書は、著者の経験と理性により、領土問題の解決方法の理念を示すものです。

本書に示された、歴史的事実は、必ずしも日本に都合の良いことばかりではなく、日本国民を偏狭なナショナリズムに扇動する勢力にとっては、受け入れがたいことかもしれません。しかし、史実は史実として、正しく認識しなくてはならない。北方領土・竹島・尖閣列島に関して、日本政府の主張しか知らない人は、本書を熟読して、冷静になって欲しいものです。
昨年秋、尖閣問題で日中が衝突したことがありましたが、この島々が日中外交では、どのような扱いになっているのか、簡潔にまとめられています。この部分だけでも、一読の価値があります。

北方海域でのカニ密漁2012年09月22日

 日本は、ロシアの一部の犯罪者と結託して、北方海域でカニを密猟・密輸入していますが、こんなことでは、資源が枯渇してしまう。日本に密輸を取り締まる意思がなければ、犯罪はほとんど野放し状態です。もちろん、ロシア公務員をはじめとした、ロシア人が100%清廉潔癖で正義の塊ならば、日本が犯罪を野放しにしても、日ロ間の犯罪撲滅は可能だけれど、そんなことを期待するほうが無理です。

Voice of Russia(21.09.2012, 13:20)に、こんな記事があります。

 日本と韓国は、ロシアとの密漁に関する協定に調印したにもかかわらず、日韓には、密漁された大量のロシア産のカニが運ばれている。ロシア連邦漁業庁のクライニー長官が伝えた。
 クライニー長官は、日本は協定には調印したが、まだ施行されていないとの立場を表していると語った。長官は、「日本側には現在でさえ、密漁されたカニを積んだ漁船の受け入れを港で拒否することができる」との確信を示した。クライニー長官は、カニの密輸がなくならない場合、ロシアは対策を講じなければならないと述べた。
長官は、日本と韓国は調印され、実現された国境海域での海産物密漁対策に関する協定の条件遵守に、ロシアよりも関心を持っていると述べた。(イタル・タス)

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