本の紹介-戦後史の正体 ― 2012年09月05日

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書) 孫崎享 (著)
このジャンルの本にしては、恐ろしいほど売れていて、14万部を突破したとか。すでに多くの人は読んでいるだろうから、いまさら、私が感想を書いても仕方ないですよね。
もし、まだ読んでいない人がいたら、一読の価値はあります。
薄々、そうだと思っていたことが、詳しく実証されていると思う人もいれば、目からウロコと思う人もいるでしょう。アメリカは戦勝国であることと、アメリカ大統領は常に親米で有ると言う当たり前のことを考えれば、戦後アメリカの対日政策がアメリカの利益を図ってきたことは、自明でしょう。そうした中で、日本の総理大臣や政治家には、アメリカに擦り寄って日本の利益を図ろうとする人と、日本の自主路線をなるべく打ち出すようにする人がいた。この本には、そういうことが詳しく書かれています。
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