本の紹介-海の王国・琉球 ― 2014年01月31日

海の王国・琉球 上里隆史/著 洋泉社・歴史新書(2012/2)
島津の琉球侵攻までの琉球の歴史を海外交流・貿易の視点で描いている。中国、東南アジア、日本との貿易について、それぞれ詳述される。中国との貿易では、朝貢貿易のほかに、民間貿易についても書かれていて、興味が持てる。また、三山時代、各王朝の朝貢貿易や、久米三十六姓の関係にも触れられている。
本書は、通史ではなく、王朝史も少ないで、琉球史の予備知識がない人には、分かりにくいと思う。他書で、琉球史の概要を理解した後で読むと良いように感じた。
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