本の紹介-日本にとって沖縄とは何か ― 2016年02月01日

新崎盛暉/著『日本にとって沖縄とは何か』(岩波新書)2016/1
沖縄米軍基地と関連する沖縄の歴史 を解説し、本土の無関心のもとで、米軍基地が沖縄に押し付けられてきた実態を解明している。沖縄で時々盛り上がる反基地運動の経緯が詳しい。
現在、沖縄の民意を無視する形で進められている辺野古新基地建設は、沖縄への米軍基地押しつけの一環であることが、本書により良く分かるが、このような状況を打破するためにはどうすればよいのか。本書を読んでも、この点は何も分からなかった。
前回総選挙では、全員、反自民候補者が当選したが、自民候補者は比例区で復活当選を果たした。これは、要するに、僅差だったからで、沖縄で反基地の声が大きいからと言って、過半数をようやく超えた程度であって「しまぐるみ」には程遠い状況にあるのではないだろうか。
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