本の紹介ー下駄で歩いた巴里 林芙美子紀行集2020年07月10日

 
林芙美子/著, 立松和平/編『下駄で歩いた巴里 林芙美子紀行集』 岩波文庫 (2003/6)
 
 林芙美子の短編集。20編の紀行文が収録されている。
 「樺太の旅」は昭和十年に樺太を訪れた時の紀行文で、35ページほど。著者は稚内から船(亜庭丸)で豊原に上陸した後、日露国境に近い「オタスの森」まで旅行した。当時、樺太は王子製紙が大規模に操業しており、木を切った後ほとんど放置していたため、樺太の山は多くが禿山状態になっていた。著者は旅行途中で、樺太の山々が禿山であることを目撃し、心を痛めている。

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