葛尾村・川内村・阿武隈洞2011年10月11日

10月2日、福島を旅行した。
 
葛尾村もある程度汚染されている。役場はひっそりしていて、誰もいない。 

向かいの小学校の校庭は草ぼうぼう。
 
 
人はほとんどいないけれど、時折、警察のパトカーが走っている。多摩ナンバーの警視庁のパトカー。

川内村の汚染はそれほどではないので、そろそろ村民の帰宅が始まるようだ。
でも、小学校の除染作業は手付かず。児童が戻る当てはないのだろうか。
 
 
防護服の人。
 
 
地震で壊れた屋根の応急処置に草が生えていた。
 
 
川内郵便局は営業中。
 
 
川内村の畑。草ぼうぼう。来年以降の作付のためにも、草刈をしたほうが良いのだが。

 
 
 
30km圏を離れて、阿武隈洞へ。
風車群。風力発電や太陽光発電は事故を起こしても、原発事故のような被害は起こらない。
 
 
阿武隈洞。秋の行楽シーズンの日曜日なのに、観光客が誰もいなかった。
 
 
阿武隈洞の駐車場も閑散。

コメント

_ 阿部 ― 2011年11月14日 18時33分12秒

福島第1原発から近い地域はプルトニウムやストロンチウムが拡散することなく点在しています。史上最強の毒性のあるプルトニウムは実際は4核種で数兆ベクレル、化学兵器の原料になるストロンチウムは2核種でその2000倍弱も散っています。プルトニウムはα線核種で、数十マイクロミリしか放射線を出さないので、足元にあっても分からないのです。ストロンチウムはβ線核種で、大気中に浮遊する放射性核種の殆どがこれであり、吸引して内部被曝します。これらが風でずっと舞い続けます。「空間線量」はガンマ線だけの数値で、ガンマ線が問題になるのは文部科学省が発表した31種類の放射性核種の内、5つしかありません。放出総量に占める量的も現在20%弱ぐらいです。
私は広野町の住民で、いわき市に避難していて、町は来年中に町に帰還する方向ですが、町に戻るという選択はありません。自民党・民主党の国会議員にも直接 訴えています。川内村でも、村に戻るなどという判断はとてもあり得ない話です。それどころか、遠方へ避難しないといけません。これから北風が吹きます。皆さん、N95・N99といった規格のマスクがぜひ必要です。

_ cccpcamera ― 2011年11月15日 14時37分02秒

 阿部さま。コメントありがとうございます。
 事故原発周辺の方々のご苦労には言葉もありません。
 放射線には安全基準はなくて、少しの線量でも、健康被害の恐れがあると考えられています。放射線の基準は安全基準ではなくて、我慢基準です。原発事故で汚染されてしまった以上、半減期の長い核種は、長期間残るかもしれない。

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