本の紹介―シベリヤ物語2014年01月16日

最後の鎮魂 シベリヤ物語  松下忠/著 (1996) 光人社

 シベリア抑留を扱った物語。シベリア抑留・抑留生活などについて、いくつもの項目ごとに、数ページづつ書かれている。本のタイトルは物語であるが、かなり史実には近い内容と思う。シベリア抑留関連本は、単に、つらかった、苦しかったと、主観的な感情をつづったものが多いが、本書はそうではなくて、いろいろなことを淡々と描いており、好感が持てる。文章も読みやすい。
 ただし、研究書・歴史書ではなくて、あくまでも物語なので、内容の真実性については、疑問のある部分も多い。シベリア抑留の雰囲気を理解するうえでは参考になる本だ。

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