福島第一原発が見える2013年11月23日

福島県富岡町の麓山の頂上付近から、福島第一原発が見えた。
麓山神社前に車をおいて、神社の横を通って、麓山の山頂を目指す。低い山なので、20分もあれば頂上に達する。原発事故以来、登山道はあまり手入れがされていないようだが、それほど上りにくいわけではない。登山靴かスニーカーは必要。軍手も必要。
頂上からは南東方向に福島第二原発は見えるが、北東方向は木が茂っていて、福島第一原発はみえない。
  
頂上から少し下ったところで、登山道をはずして、10mほど、北東斜面を降りたら、木々の間が少し開けていて、福島第一原発が見えた。ここから原発までは9kmほど。
  
  
  
1から4号機付近の拡大。
  
 
  
さらに拡大する。これが4号機だと思う。
  
 
  
山なので、除染されていないため4μSv/h程度。山が汚染されたままなので、街中や道路周辺を除染しても、効果は一時的だろう。
  


福島の子供は放射性廃棄物 !2013年11月25日

 土曜日、福島県大熊町の坂下ダムから、日隠山に登ろうとしたら、除染作業の人に制止されてしまった。聞けば、大熊町の臨時職員だとのことなので、強引に登山するわけにもゆかず、登山をやめました。
 「あなた自身の健康のためもあるので、除染されていない場所には立ち入らないでくれ」との説明だったので、「健康のため」とはどういう意味か聞いたら、「山は3μSv/hぐらいある」とのことでした。相手が、東電職員だったら、ぶんなぐるところだったけれど、聞いてみると、原発から5kmのところに家がある地元の人だとのことなので、気の毒で、それ以上言えませんでした。

 3μSv/hの山を3時間登山すれば、被ばく線量は9μSv。福島の子供は、この1000倍もの被ばくをしているかもしれない。3時間の登山で、健康が心配ならば、その1000倍も被ばくした福島の子供はどうなる。放射性廃棄物か!
 20年後、女の子が結婚適齢期を迎えた時に、「大熊町が健康被害を懸念していた線量の1000倍もの被ばくをした子だ」と言うのか? 少女には恋愛をする権利があり、邪魔をしてはいけないのに。

 地元の町が、異常に過剰反応して、風評を流布しているようで、嫌です。

日本の原爆開発2013年11月30日

 戦時中、日本は、理化学研究所を中心に原爆開発研究をしていたけれど、原料のウランの入手も、濃縮も出来ずに、原爆開発は失敗した。
 ウランは福島県石川町で採鉱・選鉱を行った。選鉱工場跡地は、現在、石川町歴史民俗資料館となっているが、この裏手に、かつてのウラン工場の石垣の一部が残されている。先日、資料館を見学したので、以下のページを作成した。
http://cccpcamera.photo-web.cc/GENPATSU/genbakukaihatsu/index.htm
  
 石川町歴史民俗資料館の写真のほか、和光市の理化学研究所の写真も掲載した。こちらは、昨日、撮ったものです。原爆開発は和光市で行われたのではないが、ここに、理研の展示があるので。
  
 下の写真は、理研の展示室。
    
  
 福島県石川町・歴史民俗資料館の裏にある石垣。戦時中に、原爆の材料となるウランを作っていた工場の、名残です。
  
  
 福島県石川町で採掘された石川石。ウラン鉱石です。黒い部分にウランが含まれていて、放射線カウンターを近づけると、数十μSv/hの線量を示すとのことです。



* * * * * *

<< 2013/11 >>
01 02
03 04 05 06 07 08 09
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

RSS