本-地域衰退 ― 2021年03月04日

宮崎雅人/著『地域衰退』岩波新書(2021.1)
特に興味のある内容ではなかったけれど、読んだことを忘れないように記しておく。
地域衰退の事例として、長野県須坂市と群馬県南牧村を取り上げている。須坂は、企業城下町だったが企業撤退により衰退したところ。南牧村は、群馬県南西部にあって、鬼石から上野村に行く途中にある。1956年に発行された岩波写真文庫の群馬県P20に「耕地も乏しく生活も遅れている」と書かれている通り、もともと衰退していた地域である。産業構造の転換による衰退や、過疎地が廃村になることは、江戸時代から続いていることなので、現代日本の地域衰退の問題とはちょっと異なるように感じた。
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