安倍元総理・ビデオメッセージのUPFは統一教会関連団体 ― 2022年07月13日
安倍元総理殺害事件に関連して、世界平和統一家庭連合(統一教会)会長は、7月11日に会見を行った。
この中で、安倍元総理と教団の繋がりについて、犯人の臆測とした上で、教団とUPF(天宙平和連合)との区別がついていなかったのではないか、との考えを示した。
統一教会の霊感詐欺で被害を受けそうな一般人にとっては、とても受け入れがたい発言に思える。一般に、悪質新興宗教は新興宗教の看板を掲げずに、気づかれないように善良な市民に近づき、財産を巻き上げる。大学では宗教とは無関係なサークルを装い勧誘する。以前、私が学生だった頃は、大井町の統一教会が、駅前で英会話研修のような雰囲気で、若者を勧誘していた。暴力団とフロント企業は同一と見て警戒するのと同じで、統一教会関連団体は、たとえ無関係を装っていても、統一教会と一体と思って警戒しないといけない。
写真は『霊感商法の勝共連合=統一協会 (共産党ブックレット)(1987/10)』に記載されている統一教会関連団体図。ずいぶん以前のものなので、今では名称も組織も大きく変わっている。
この中で、安倍元総理と教団の繋がりについて、犯人の臆測とした上で、教団とUPF(天宙平和連合)との区別がついていなかったのではないか、との考えを示した。
統一教会の霊感詐欺で被害を受けそうな一般人にとっては、とても受け入れがたい発言に思える。一般に、悪質新興宗教は新興宗教の看板を掲げずに、気づかれないように善良な市民に近づき、財産を巻き上げる。大学では宗教とは無関係なサークルを装い勧誘する。以前、私が学生だった頃は、大井町の統一教会が、駅前で英会話研修のような雰囲気で、若者を勧誘していた。暴力団とフロント企業は同一と見て警戒するのと同じで、統一教会関連団体は、たとえ無関係を装っていても、統一教会と一体と思って警戒しないといけない。
写真は『霊感商法の勝共連合=統一協会 (共産党ブックレット)(1987/10)』に記載されている統一教会関連団体図。ずいぶん以前のものなので、今では名称も組織も大きく変わっている。
安倍元総理と韓鶴子(統一教会のお母さま) ― 2022年07月12日
昨日のNHKクローズアップ現代では安倍元総理が統一教会系集会にビデオメッセージを送っていたことが報道されていた。しかし、ビデオメッセージで、安倍元総理が、韓鶴子に敬意を表した部分の手前で終わっていた。安倍・統一教会の関係に何らかの忖度があったのだろうか。
ビデオメッセージで安倍元総理は以下の発言をしていたと、当時の赤旗が伝えている。
「今日に至るまでUPFとともに世界各地の紛争の解決、とりわけ朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁をはじめ、皆さまに敬意を表します」
なお、ビデオメッセージは、以下にあります。
https://www.youtube-nocookie.com/embed/qtzkP2Pi9tY?iv_load_policy=3&modestbranding=1&rel=0&autohide=1&playsinline=1&autoplay=0
韓鶴子とは統一教会教祖・文鮮明の夫人で、統一教会信者は「お母さま」と言って、尊崇することが義務付けられている。かつて、統一教会は、詐欺商法を繰り返した。信者になると、文鮮明・韓鶴子への絶対服従が強要され、全財産を献金させられ、破産のうえ家族が離散することも多かった。安倍元総理を射殺した犯人も「韓鶴子お母さま」の名前は、自分の母親から聞かされていたことだろう。
全財産を奪い、家族をメチャメチャにした韓鶴子に敬意を表する安倍元総理の態度に、犯人が反発したことは、当然だ。しかし、だからと言って射殺までするかと言えば、かなり飛躍があるので、その間の動機が何かについては、今後解明されることだろう。
写真は、かつて統一教会系企業が販売していたメッコール。まずかった。今は、売っていないと思う。
文鮮明のことを、信者でない私は「ブンセンメイ」と言っていたが、信者に近い友人から「サミュエル・ムーン」と呼ぶと聞いたことがある。信者が韓鶴子のことを、どんな名前で呼んでいたのかは忘れた。
安倍元首相銃殺 ― 2022年07月11日
犯行動機は、統一教会がらみの怨恨だったことが、徐々に明らかになっています。政治、言論、そういうことではなくて、個人的な怨恨。大政治家の最後にしては残念です。
故・安倍晋三氏と「統一教会」の結びつきに関連して、2021年9月17日 に全国霊感商法対策弁護士連絡会が公開抗議文を出しています。
https://www.stopreikan.com/kogi_moshiire/shiryo_20210917.htm
故・安倍晋三氏と「統一教会」の結びつきに関連して、2021年9月17日 に全国霊感商法対策弁護士連絡会が公開抗議文を出しています。
https://www.stopreikan.com/kogi_moshiire/shiryo_20210917.htm
琉球展 ― 2022年05月12日
東京国立博物館で開かれている「琉球」見てきました。
三回目 モデルナ接種 ― 2022年02月27日
昨日、モデルナワクチンを接種しました。
今日は38℃ちょっとの発熱。カロナール400㎎服用2回、でも熱は下がらない。ロキソニンを1回服用したら平熱に戻りました。でも、頭がボーとする。
今日は38℃ちょっとの発熱。カロナール400㎎服用2回、でも熱は下がらない。ロキソニンを1回服用したら平熱に戻りました。でも、頭がボーとする。
ワリエワの違反薬物は極めて微量 ― 2022年02月20日
北京オリンピック、フィギュア女子・ワリエワ選手のドーピング違反が話題になっている。
『スポーツ仲裁裁判所の公表では、尿中から検出されたトリメタジジンの濃度は2.1ng/mL。(日本海テレビ)』
『ワリエワ選手の尿サンプルが検出されたトリメタジジンの濃度は1ミリリットルあたり2.1ナノグラムと分析された。これはサンプル汚染と判明した他のスポーツ選手と比較して、およそ200倍にあたる(Yahooニュース)』
このような記事があるので、ワリエワの尿から検出された量は2.1ng/mlなのだろう。サンプル汚染の200倍との報道によって、ものすごく多い量であるかのような言説があるが、これは大間違いだ。理想状態ではサンプル汚染は、ゼロなのだから、この値の何倍であっても、服用量が多いことにはならない。ただし、検出計器の誤作動の可能性は、ほぼないだろう。
では、心臓病等で、トリメタジジンを服用している人と比べたらワリエワの尿中濃度は多いのか少ないのか。
トリメタジジン(バスタレルF錠)は、1回3㎎を1日3回服用するので、1日の服用量は9㎎である。トリメタジジン(バスタレルF錠)の説明書によると、6mg服用後48時間以内に尿中に排泄される量は平均60%である。多めに見積もって、1日の排出量が60%とする。また、1日の尿量は1リットルとする。1日服用量9㎎の60%が1リットルの尿に排泄させるのだから、尿中の平均濃度は5.4mg/Lであり、単位を変換すると、5400ng/mlとなる。ワリエワの尿中トリメタジジン濃度は、通常服用者の2000分の1以下となる。
ワリエワがトリメタジジンをいつ服用したのか分からないが、もし、検査の直近だとしたならば、服用量は、通常1日服用量の1/2000程度と推測される。
一般人が尿の薬物検査を受ける機会は少ないが、覚醒剤取締罰則違反容疑で、警察に尿検査をされることがあるかもしれない。尿を提出すると、警察は簡易キットを使って覚醒剤の有無を検査する。簡易キットの検出限界は1mlあたり数百ナノグラムである。簡易検査の結果、陰性ならば通常無罪放免、陽性・偽陰性ならば詳細検査をすることになる。ワリエワの尿から検出されたトリメタジジンの量は、覚醒剤使用で逮捕される量の1/100程度以下ということになるので、極めて微量だ。
覚醒剤使用で逮捕される薬物量に比べて、極めて微量にもかかわらず問題となるのは、刑法犯とスポーツの違いだろう。刑法犯では「疑わしきは被告人の利益に」との原則があるため、警察もいい加減な検出で逮捕することはできず、十分な証拠が必要となる。これに対してスポーツは所詮、金儲けの興行なので、興行主・スポンサーの利益が最大の目的だ。このため「疑わしきは興行主の利益に」がスポーツの大原則なのだろう。
以上、医薬品についても、スポーツについても、無関係な私が、簡単に考察してみました。間違いがある場合、ご指摘いただければ幸いです。
『スポーツ仲裁裁判所の公表では、尿中から検出されたトリメタジジンの濃度は2.1ng/mL。(日本海テレビ)』
『ワリエワ選手の尿サンプルが検出されたトリメタジジンの濃度は1ミリリットルあたり2.1ナノグラムと分析された。これはサンプル汚染と判明した他のスポーツ選手と比較して、およそ200倍にあたる(Yahooニュース)』
このような記事があるので、ワリエワの尿から検出された量は2.1ng/mlなのだろう。サンプル汚染の200倍との報道によって、ものすごく多い量であるかのような言説があるが、これは大間違いだ。理想状態ではサンプル汚染は、ゼロなのだから、この値の何倍であっても、服用量が多いことにはならない。ただし、検出計器の誤作動の可能性は、ほぼないだろう。
では、心臓病等で、トリメタジジンを服用している人と比べたらワリエワの尿中濃度は多いのか少ないのか。
トリメタジジン(バスタレルF錠)は、1回3㎎を1日3回服用するので、1日の服用量は9㎎である。トリメタジジン(バスタレルF錠)の説明書によると、6mg服用後48時間以内に尿中に排泄される量は平均60%である。多めに見積もって、1日の排出量が60%とする。また、1日の尿量は1リットルとする。1日服用量9㎎の60%が1リットルの尿に排泄させるのだから、尿中の平均濃度は5.4mg/Lであり、単位を変換すると、5400ng/mlとなる。ワリエワの尿中トリメタジジン濃度は、通常服用者の2000分の1以下となる。
ワリエワがトリメタジジンをいつ服用したのか分からないが、もし、検査の直近だとしたならば、服用量は、通常1日服用量の1/2000程度と推測される。
一般人が尿の薬物検査を受ける機会は少ないが、覚醒剤取締罰則違反容疑で、警察に尿検査をされることがあるかもしれない。尿を提出すると、警察は簡易キットを使って覚醒剤の有無を検査する。簡易キットの検出限界は1mlあたり数百ナノグラムである。簡易検査の結果、陰性ならば通常無罪放免、陽性・偽陰性ならば詳細検査をすることになる。ワリエワの尿から検出されたトリメタジジンの量は、覚醒剤使用で逮捕される量の1/100程度以下ということになるので、極めて微量だ。
覚醒剤使用で逮捕される薬物量に比べて、極めて微量にもかかわらず問題となるのは、刑法犯とスポーツの違いだろう。刑法犯では「疑わしきは被告人の利益に」との原則があるため、警察もいい加減な検出で逮捕することはできず、十分な証拠が必要となる。これに対してスポーツは所詮、金儲けの興行なので、興行主・スポンサーの利益が最大の目的だ。このため「疑わしきは興行主の利益に」がスポーツの大原則なのだろう。
以上、医薬品についても、スポーツについても、無関係な私が、簡単に考察してみました。間違いがある場合、ご指摘いただければ幸いです。
謹賀新年 ― 2022年01月01日
ソ連崩壊から30年がたちました。「平和の配当」などと言っていた人もいたけれど、配当などなかったことは明らかです。
本年もよろしくお願い申し上げます。
2022年元旦
本年もよろしくお願い申し上げます。
2022年元旦
コロナ感染者-年齢とともに感染者が少なくなるのはワクチンの効果なの? 補足 ― 2021年08月21日
「東京都の年代別10万人当たりコロナ感染者数」グラフの縦軸を対数目盛で書いた。さらに、赤線で直線を引いた。ワクチン接種には感染防止に一定の効果が推測されるが、それだけと考えるのは早計な感じがする。
コロナ感染者-年齢とともに感染者が少なくなるのはワクチンの効果なの? ― 2021年08月21日
コロナ感染者-年齢とともに感染者が少なくなるのはワクチンの効果なの? ― 2021年08月05日
高齢者のコロナ感染者は少なく、若年者の感染が多い。この原因として、高齢者にワクチン接種が進んでいるためと説明される。これは、本当なのだろうか。
図は、8月5日、東京都の年代別コロナ感染者数。20代、30代、40代、50代、60代とほぼ直線的に減少している。20代から50代の感染者数があまり変化なく、60代以降で急激に下がっているならワクチン接種が原因と言えるだろうが、20代から60代までほぼ直線的に変化している事実を、ワクチン接種だけで説明することはできない。行動の違いが大きいのではないだろうか。