尖閣問題と取り締まり2011年09月07日

 昨年9月7日、中国漁船と海上保安庁の船が衝突し、中国漁船の船長が逮捕・再逮捕後、起訴猶予になった事件があった。
 尖閣周辺海域は、日中漁業協定の範囲外だけれど、協定の類推解釈で、日本が、中国漁船を取り締まること無く、違法行為があった場合は、中国側に通報することになっている。ただし、これは、日本の領海外の場合で、島から12カイリ以内の日本の領海内は、日本が取り締まる。もっとも、中国・台湾は、尖閣が日本の領土であることを認めていないので、日本の取り締まりを認めているわけではない。 
 昨年の衝突が、12カイリを離れてた領海外でのことならば、日本に非がある。昨年、ユーチューブに投稿された映像を見る限り、大海原で海上保安庁の船と漁船が衝突していて、島影のようなものは、映っていなかったように思えた。日本の領海内での衝突であるとの、確かな証拠を海上保安庁は持っていたのだろうか。

 以前、羅臼漁協の密漁船が、ロシア国境警備隊から銃撃を受けたことがあったが、この時、ロシアが公開した映像には、島のようなものが映っていた。ロシアは、日本の密漁を主張するために、映像を公開したのだろう。その後、羅臼漁協の漁船が、日本の法を犯して集団密漁していたことが明るみに出た。
 ロシアは、密漁の取り締まりに、航空機を使うことが多い。航空機ならば、広い範囲が撮影できるので、領海侵犯の動かぬ証拠になるだろう。

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_ 青山亭雑記 - 2011年11月21日 10時31分50秒

尖閣諸島は中国領でしょ

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