ホンダ 純正カーナビ - 使い物にならないので、買ってはいけない2013年11月14日

タイトルは、ちょっと大げさ。高速道路で使う必要がなければ、普通に使えます。
  
10月にフィット・ハイブリッドを購入した。カーナビはホンダ純正のVXM-145VSi。
普通のベーシックなカーナビなので、普通に使えるだろうと思ったのだけど、高速道路では、使い物にならない。困った。
下は、使用説明書(ナビゲーション・オーディオ編)B-15に記載された、ハイウェイモードの参考図。説明のため、別途、赤矢印を記載した。
  
  
 ハイウェイモードでは、3つ先までのIC,PA,JCT,料金所が表示される。田舎では3つ先までわかれば十分かもしれないけれど、首都圏や大阪圏は、ジャンクションなどが頻繁に現れるので、上の図の場合は1分先までしか表示されていない。
 停車中は、赤矢印で示したスクロールが使用できて、先を見ることができるのだけれど、走行中は、ハイウェイモードの画面が凍りついて、先の情報を表示することができない。結局、首都圏や阪神圏を走行しているときに、ナビに表示できるのはは、1~3分先までなので、実際の走行では使い物にならない。
  
 どうしても、使いたいときは、次のようにする。どちらも危険行為なので、絶対に勧められない。また、①はいつもできるか、わからない。
①走行中サイドブレーキを軽く引き上げる。
②交通違反の危険行為を覚悟して、高速道路上に停車する。
 こうすると、赤矢印のスクロールが動作するようになり、先のほうも見られる。
  
    
 使い方が間違っているのだろうかと思って、説明書に書かれた番号に電話をして聞いてみたら、不誠実な対応で、おちょくられたような気がした。
 「安全のため、使えないようになっているので、先を見たい時はPAに入ってくれ」そんな趣旨の回答だった。使用説明書の図をもとに質問しているに、不誠実な回答だ。顧客の立場ではなく、その場しのぎに答えれば良いとの魂胆があると、こういう回答になる。考えても見てください。大橋の手前を東名方面に向かって走行し、横浜青葉ICで降りるときに、どのPAを使うのですか?? 首都圏や阪神圏は、IC/JCTに比べて、SA/PAが少ないので、PAをそんなに使えないのです。川口市の安行からC2経由で横浜青葉に行く間には、PAは一つもない。
  
 田舎の高速道路を走行しているときは、3つ先まで見えれば、それほど不自由はないかもしれないけれど、この場合でも、ハイウェイモードの画面では、走行中、その先の到着予想時刻や混雑状況を見ることはできない。
  
 ところで、サイドブレーキを軽く引くと、赤矢印のスクロールが動作するので、サイドブレーキの信号を遮断すれば良いのだろう。実際には、中央電子設計の回路か何かを挟めば済むことだろうけど、走行中にTVやDVDを見たいわけでもないのに、わざわざ工事するのも、気が進まない。

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 走行中に、スクロールができなくなっている原因は、すべてがプログラムバグかな。新機種の場合、バグがあるのは仕方ないが、こういうときの、不変的な正解は、現実的には、修正パッチを出すこと。
  
 ところで、このカーナビ、画面設計者が、田舎者なのだろう。ハイウェイモードの画面に現れるSA,ICなどの情報に、いろいろ書きたがるから、3つのSA・ICしか書けなくなっている。もう少し、出力する情報を厳選すれば、少なくとも5つのSA,ICを書くことができる。田舎者は、これだから嫌だ。
 田舎者かどうかは冗談として、図を今一度よく見ていただくと、ICでは2行のうち、下の行には、ほとんど何も書かれていないことが分かるだろう。IC表示では、1行で済むはずだ。図にはないけれどSA/PAの表示では2行に渡って、種々の情報が表示されている。つまり、SA/PA表示で2行必要なので、不必要なIC表示でも2行使っているのだと推測できる。こんなことしないで、SA/PAのみを書くときは2行、ICなどを書くときは1行とすれば便利だった。ちょっとプログラミングを変えれば、これを実現することは容易だろうに。システムエンジニアは、もう少し努力すべきではないかと思ってしまう。
  
 今の状態では、このカーナビは高速道では使い物にならない。
 図の赤矢印が、走行中に使えるようになれば、一応、使えるカーナビにはなるが、その場合でも、同時に表示されるのは3つのSA,ICなので、使いにくい。
 
  
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 高速道路では、カーナビはそれほど必要ないのかもしれない。助手席の者が地図を見て、人間ナビをすれば、事足りる。
 ところが、ホンダ フィットはサイドのドアポケットが小さくて、昭文社・スーパーマップルのような道路地図が入らない。細かいところで、不便に作られている車だ。

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