本の紹介 - オホーツク海沿岸の遺跡とアイヌ文化2015年05月07日

 
菊池徹夫・宇田川洋/編『オホーツク海沿岸の遺跡とアイヌ文化』北海道出版企画センター(2014.7)
 
 縄文時代の後、本州では、稲作文化を主体とした弥生文化が起こるが、北海道では続縄文文化・擦文文化・アイヌ文化と本州とは異なった文化が展開した。さらに、オホーツク海沿岸では、続縄文以降、独自のオホーツク文化が起こっている。
 
 本書は、標津町から枝幸町にいたるオホーツク海沿岸地域の遺跡の発見・発掘・史跡としての指定の経緯を解説した後、各遺跡の詳細を記述している。モヨロ、常呂、カリカリウス周辺が記述の中心。このほかに、根室半島のチャシ群の話もある。また、根室のコタンケシ遺跡、宗谷のオンコロマナイ遺跡にも触れられているが、これらの記述は少ない。
 私は、考古学そのものに特に興味があるわけではないので、内容が細かすぎて、あまり興味が持てなかった。

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