本の紹介―千島はだれのものか2013年12月26日


千島はだれのものか―先住民・日本人・ロシア人 (ユーラシア・ブックレット) 黒岩幸子/著 (2013/12)東洋書店

 1960年代に、政治的に、北方領土の概念が作られたことにより、日本人の中では、南千島と北千島が別個のものとして認識されるようになった。
 本書では、このような立場から離れて、千島列島全体を、そこに関与したアイヌ・日本人・、ロシア人たちの歴史としてとらえる。北方領土問題を直接取り扱った本ではないが、長い間、膠着状態にある北方領土問題の解決策を考える上で参考になる。

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