ソ連邦英雄 リヒャルト・ゾルゲ2005年10月15日

ソ連邦英雄 リヒャルト・ゾルゲを取り上げます。

 1941年10月15日、尾崎秀実の検挙に続いて、10月18日、独紙記者・大使館顧問リヒャルト・ゾルゲは、治安維持法違反容疑で検挙されました。

 リヒャルト・ゾルゲは1895年アゼルバイジャンのバクーで生まれ、3歳のときにベルリンへ移住。1933年独紙記者として、横浜に派遣、尾崎秀実らと協力して、日本やドイツの動きをソ連に送るスパイ活動に従事。
 ゾルゲは尾崎らから、日本の南進政策を入手。この情報により、ソ連はシベリアの兵力を対ドイツ戦線に送ることができ、スターリングラード攻防戦の勝利を始めとして、大祖国戦争の勝利へと結びついた。ゾルゲの功績は計り知れない。
 ゾルゲは尾崎とともに、大祖国戦争勝利がせまった、1944年11月7日革命記念日に処刑された。大祖国戦争勝利に対する功績を顕彰し、1964年、ソ連邦英雄の称号が与えられた。

 写真は、1965年に発行された記念切手です。左下の星のようなものは、ソ連邦英雄に伴って受賞した勲章(記章)です。
 スパイがこのように顕彰されて名を残すことは非常に稀ですが、リヒャルト・ゾルゲ、尾崎秀実こそ、世界をナチスから解放するにあたって、多大な功績の有った、真の英雄と呼ぶにふさわしい人物です。

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