イイギリ ― 2024年12月01日
ドネツク南西部の戦況 ― 2024年12月02日
Kurakhove
ロシア軍がStari Terny(図のA)に入ったとの情報があり、貯水池北岸はすべてロシア軍が抑えたことになる。貯水池南岸の町Kurakhoveはウクライナ軍の拠点になっていたが、東から進軍したロシア軍はすでに市の中央部に到達している。Stari Ternyをロシアが制圧したとなると、ウクライナ兵の逃げ場はほとんどなくなってしまった。
Velyka Novosilka
ここは、ドネツク州南西部ウクライナ軍最後の拠点。9月の終わりに、Vuhledarを解放した後、この地域の進軍が速い。ロシア軍がNovyi Komar(図のB)に入ったとの情報がある。Velyka Novosilkaから北北東側に延びる道路T0518に加えて、北に延びる道路O0509も、ウクライナ軍は自由に使えなくなった。南と東はすでにロシア軍が制圧しているため、ウクライナ兵が脱出できる道路は西側の道路のみになった。今のところ、この道路はウクライナ軍が抑えているようだが、ロシア軍に制圧されるのも時間の問題だ。